
ギャラリーマキの連続企画「論証−群島のアート考古学」第3弾、”今福龍太 連続企画「世紀の時間」vol.3″の前に 今福さんからの特別企画が催されます!
昨年の “「世紀の時間」vol2″は11月28日、人類学・思想界の巨星クロード・レヴィ=ストロース九十九歳の誕生日のお祝いと共にはじまりました。(→ 今福龍太 連続企画「世紀の時間」vol.2 レヴィ=ストロース+今福龍太 「ブラジルから遠く離れて 1935/2000」)。
そして今年、レヴィ=ストロース百歳の誕生日を迎えると共に、昨年の展示の書籍化でもある今福さんとレヴィ=ストロースとの本が刊行します(下記参照)。
この稀有な機会に、一人の偉大な思索者の頭脳と身体を流れた一世紀という時間に思いを致し、歴史の滓のこびりついた古い芳醇な「一杯のラム」(『悲しき熱帯』第38章)を酌み交わしながら親しく語り合いませんか。碩学へのオマージュとしての本を誕生日に合わせてそれぞれ上梓した今福龍太さん、港千尋さんによる対話も予定しています。
※会場の都合により【申し込み制】とさせていただきます。
参加ご希望の方は、下記のメールアドレス宛にお願いいたします。

レヴィ=ストロース百歳の誕生日に合わせて、このたび2冊の本が刊行されます。
クロード・レヴィ=ストロースと今福龍太さんの著書『サンパウロへのサウダージ』(みすず書房)は11月20日、港千尋さんの著書『レヴィ=ストロースの庭』(NTT出版)は11月17日に、それぞれ発売されます。
世紀の時間を抱いて 〜レヴィ=ストロース百歳の誕生日前夜を祝う会〜 では、日本という孤島から「世紀の時間」の海を隔てて通い合い、抱き、隣り合うお二人の対話を、「隅田川のほとりの小さな一室」で共に過ごしたいと思います。
† 刊行著書・著者の紹介


名著『悲しき熱帯』に描かれたブラジル奥地の旅と同じ時期に、レヴィ=ストロースは当時の新興都市サンパウロの街も撮影していた。写真集『サンパウロへのサウダージ』は撮影から60余年後にブラジルでのみ出版されたこともあり、知られざる幻の書だった。
そして2000年、ひとりの日本人人類学者がカメラを手にレヴィ=ストロースの足跡を追い、偉大な人類学者の写真と思想について深く考えをめぐらせた。
『サンパウロへのサウダージ』を前半に、今福龍太の写真と文を後半に、テクストと映像がひとつの作品として共鳴するかつてない書物。記念すべき年に贈る、刺激的なコラボレーション。


フランス東部の森の中にあるレヴィ=ストロース邸を訪問した著者が撮影した、レヴィ=ストロース夫妻と周辺の田園風景の写真を中心に、レヴィ=ストロースと関連の深いブラジル、オーストラリア、アジア、ヨーロッパ、沖縄などの〈自然と文化〉を感じさせる写真を交えた、20世紀最高の知性へのオマージュ。
今福龍太 文化人類学者・批評家
東京外国語大学大学院地域文化研究科教授。サンパウロ・カトリック大学記号学・コミュニケーション学科大学院客員教授。2002年より遊動型の野外学舎である奄美自由大学を主宰。著書に『クレオール主義』(ちくま学芸文庫)『ここではない場所』(岩波書店)ほか多数。近著に『ミニマ・グラシア 歴史と希求』(岩波書店)、『ブラジルのホモ・ルーデンス サッカー批評原論』(月曜社)、『群島–世界論』(岩波書店)などがある。
港千尋 写真家・批評家
多摩美術大学美術学部情報デザイン学科教授。2006年、写真展「市民の色 chromatic citizen」で第31回伊奈信男賞受賞。2007年ヴェネチア・ビエンナーレ日本館コミッショナー。写真集に『波と耳飾り』『明日、広場で』(ともに新潮社)、『瞬間の山』『文字の母たち』(ともにインスクリプト)などがあり、著書に『記憶』(講談社選書メチエ)、『映像論』(NHKブックス)、『予兆としての写真』(岩波書店)、『自然 まだ見ぬ記憶へ』(NTT出版)などがある。
※なお、今福龍太 連続企画「世紀の時間」vol.3 は、2009年2月を予定しております。
